高次脳機能障害とは

高次脳機能障害は、脳卒中や交通事故などによる脳損傷の後遺症として出現します。覚えられない、すぐ忘れる、段取りをつけて仕事が出来ない、気が散る、言葉を選べないなどの機能の低下や、性格の問題とも見られやすい、怒りっぽさ、飽きやすさ、そして怠けとも見られがちな疲れやすさなどの症状があります。手足の麻痺などがなく、外見上は普通の人と同じことから、「見えない障害」と言われます。
しばしば、残存能力が高く、会話もスムーズなため、何でも出来そうですが、実際はうまく出来ない、「出来そうで出来ない」障害です。今までとは違った人のようになってしまい、生きづらくなります。
しかし、外からは「見えない障害」のために、周囲の人の理解が得られず、本人も家族も大変苦しんでいます。そして、孤立してしまいがちです。


高次脳機能障害は、後遺症ですから進行はしません。機能障害そのものが改善することもありますし、障害の特徴を理解して接することで、その方の残っている機能を生かすことも可能です。時間はかかりますが、少しずつ良くなっていきます。職場に復帰した方や、新しい仕事について働いている方もいます。
人とのつながりのある日常生活そのものがリハビリであり、社会参加への道です。良くなってからと待つ必要はありません。医療、行政、福祉には、本人の意志を尊重しつつ、本人と家族が共に元気になれるような支援策がいろいろ準備されています。そして、どんまいネットはこのつなぎ役として協力します。

詳細は以下のハンドブックをぜひご覧ください。
   高次脳機能障害ハンドブック

光をつかみ取るまで
ロゴセラピーフランクル文庫

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